教育委員会関係

京都・滋賀15市町、再び一斉休校 府立学校も検討

京都新聞20200406 22:05より
京都・滋賀15市町、再び一斉休校 府立学校も検討

新型コロナウイルスの感染拡大を受け京都府、滋賀県内の15市町教育委員会は6日までに、同日以降順次再開する予定だった市町立の小中学校などについて、再び一斉休校することを決めた。京都府も8日以降に再開を予定していた府立学校の再休校の検討を府教委に要請し、府内の各教委には「府教委の方針に地域の状況を加味して慎重に決定してほしい」とした。
京都市教委は6日、市立小中高校、義務教育学校、総合支援学校、幼稚園を10日から5月6日まで再び一斉休校とすると発表。毎週登校日を設け、健康観察や学習状況の確認などを行う。宇治や亀岡、向日など山城、丹波、乙訓地域の11市町教委も6日以降順次、再休校とする。八幡、京田辺、井手の3市町を除き入学式や始業式は予定通り実施する。
滋賀県でも、感染者集団(クラスター)が発生した草津市は入学式と始業式を9日に行った後、10~19日を臨時休校にすると決めた。隣接する栗東市は8日に入学式と始業式をした後、9~19日を臨時休校とする。6日に感染者が確認された甲賀市は8~19日を臨時休校にする。8日の始業式は中止し、9日の入学式は行う。
京都府の西脇隆俊知事は6日、臨時の記者会見を開き、始業式から再開予定だった府立高と付属中、特別支援学校について、再休校の検討を府教委に要請したと明らかにした。府教委は7日に休校時期や期間、区域を判断する。
西脇知事は方針の変更について、感染ルート不明者の増加や政府が隣接の大阪府などを対象に緊急事態宣言の準備に入ったことを考慮したとし「児童生徒の健康を守るため」と強調。府北部と南部で感染状況に差があることなどから「地域ごとに異なる判断となる可能性も十分にあると思う」との見方を示した。再開を発表して間もない休校要請に「非常に迷惑を掛けた」と陳謝した。
京都、滋賀で6日までに再休校を決めた教委
※かっこ内は期間。小は小学校、中は中学校。京都新聞社調べ
▽京都市(10日~5月6日)
▽宇治市(小9日、中10日~5月6日)
▽亀岡市(8日~5月6日)
▽城陽市(小8日、中9日~10日)
▽向日市(小10日、中11日~5月6日)
▽長岡京市(小9日、中10日~5月6日)
▽八幡市(7~13日)
▽京田辺市(小6日、中7日~13日)
▽木津川市(小6日、中7日~10日)
▽大山崎町(10日~5月6日)
▽井手町(6~14日)
▽精華町(小8日、中9日~14日)
▽草津市(10~19日)
▽栗東市(9~19日)
▽甲賀市(8~19日)